資産・経済

【今だから理解しよう!】バブル崩壊とその教訓!

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みなさんこんにちは!

さっそくですが、本日のテーマはバブルです!

バブルというとみなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか?

女性の人が扇をもって踊ってるイメージ!

私も平野ノラさんとか思いうかべます!

なんていうイメージをみなさんもお持ちではないでしょうか?

実際バブルがなんだったかって聞かれても

ほとんどの人がわからないと思います。

そもそもなんでバブルが来てどうやって終わったのか?

少なくとも経済関係の話であることはわかっていると思います。

そう、なぜ今日この話題を出したかというと

今現在、コロナショックと言われていて

世界経済が大きく揺れ動いているからです。

だから、過去にどんな経済的な動きがあり

そこから我々が学ぶべきことが何なのかを

今一度確認する必要があると思いバブルについて書きたいと思います。

最初に大事なことを述べてから本記事を開始したいと思います。

調子がいい時はずっとそれが続くという幻想に陥る

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バブル経済

1986年11月から1990年中頃までの好景気のことです。

この間、日経平均株価や不動産価値がどんどん上昇していきました。

お金がどんどん増えていったんですね。

この当時は、

  • 新入社員には高級レストランで歓迎会
  • タクシーを1万円札で呼び止める
  • 社員旅行はハワイ
  • ボーナスは2ヶ月に1度

など、今じゃ考えられないことが起きていました。

いいな〜。僕もその時代に生きたかった

そんな声が聞こえてきそうですが、それはあっというまに終わりを迎えました。

そう、それはシャボン玉のようにあっけなく。

そこからバブル経済といわれるようになりました。

さ、ではなぜバブルが始まって

なぜ終わったのかを見ていきましょう。

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プラザ合意

なんですか?このプラザ合意というものは?

ます、1980年代、アメリカは多額の貿易赤字を叩き出していました。

例えば日本の自動車で見ていきましょう。

日本の自動車はその当時とても性能がよく人気でした。

さらに、円安=ドル高だったこともあり

日本の車はばんばんアメリカに輸出され、

アメリカ市民に買われていきました。

ねー、円安=ドル高ってどゆこと?

円が安いからなんだかダメそうな気がするんだけど。

簡単に説明します。

日本が海外に輸出する時、円の価値が低いことを円安といいます。

そうすると海外は安く仕入れることができるのでたくさん買います。

この状況は日本の輸出が盛んに行われるので非常にいいことです。

ちょっと難しいんですが、簡略化すると

円安のときほど輸出がさかん

→輸出業の景気はいい   

→円安はいいこと     

ひとまずこうやって覚えておけばいいです。

円の価値が低くても売れるからその分利益がでるってことですね!

続きです。

日本の車はアメリカに安くたくさん買われていきました。

しかしアメリカの自動車工場の人にとってみると

俺らの車が売れないのは日本のせいだ(怒)

ってなるわけですね。

そこでアメリカは1985年9月に他国を集めて

「アメリカの経済がやばいからドル安にしろ!」

と、声高らかに宣言します。

実はこれは陰ながら日本だけを標的にしていたとの声もあります。

そう、これが

プラザ合意

え〜〜!

理不尽すぎるでしょ!

日本はドルをたくさん売って無理やり円高=ドル安にしました。

こうなると日本の輸出業は景気後退

前まで100万で買えてた車が200万かよ。

もうアメリカ国内で買おーっと

日本の車は売れなくなります。

その他の輸出業も景気後退

そこで日本政府は日本国内で経済を回すために

金利をさげる

ことで対応しました。

低金利だからたくさんお金お借りて事業拡大してくれ!

ってことですね。

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株価・不動産価格上昇!

金利が安くなったことでみんなはお金をかりてかったもの

それが

  • 不動産

でした。

需要があるものは価値が上がります。

どんどん株・不動産の価値は上昇していきました。

この先絶対、価値が上がるから早くかわなきゃ

こないだ買った不動産の価値が上がったから

これを担保にまた違う不動産買っちゃおー!

こうして不動産を買うことで

さらに不動産が買えるという現象が起きました。

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ルーブル合意

プラザ合意でドル安にしたけど、

アメリカの経済はそこまで軌道に乗りませんでした。

そこでアメリカはドル安を解消しようとしました。

ルーブル合意

です。

え、まさか、また理不尽なことを

ドル安を解消したいから

たくさん外貨をドルに交換させようと仕向けたんですね。

下記のように

君らのお金の金利を下げてよ。ドルの金利より下げてよ!
そのあとどうしたらいいと思う?
ドルに交換して貯金したらお金増えるよ!

It’s a 理不尽!

無理やりドルの価値を上げてドル高にもっていったんです!

円でもってると年間1%しか増えないけど

ドルで持ってたら5%も増えるってよ

それならドルに交換して貯金した方が得じゃん!

交換だ交換!

こうして日本はさらに低金利にするはめになりました。

金利が安くなったため

さらに株・不動産の熱は高まります。

株価・不動産価格はうなぎ上り。

こりゃ永遠に価値は上がり続けるぞ!

もっとお金借りてたくさんわなきゃ!

かえかえー

いつしかこんな幻想に陥ったのです。

バブルの崩壊

そんなバブルが崩壊する瞬間が訪れたのです。

きっかけはこの2つ

  • BIS規制
  • 総量規制

この2つの規制がパンパンに膨らんだ風船に

針を刺したんです。

そう、それは意図されていたかのように・・・

BIS規制

1988年、BIS(国際決済銀行)が自己資本比率規制を行いました。

BISとは世界各国間の銀行みたいなとこです。

どんな規制かと言うと

貸し手の銀行はちゃんと自分の資本(つまりお金)をもっていないと

お金貸しちゃダメ!

お金ないのに貸すのは危険だから!

っていう規制をかけたんですね。

あれ?日本の銀行ってお金貨しまくってなかったでしたっけ?

金利が安いし、株・不動産買えば価値が上がるからお金借りるのなんて当たり前〜

銀行にとっては最悪の事態です。

今すぐお金を回収しないと

世界とお金のやり取りできなくなるからです。

あわてて金利を引き上げです!

え〜〜〜!

金利が安いからこんなにお金借りたのに〜!

どうしてだよ〜〜〜!

さらに非常事態が起きます。

総量規制

1990年3月、日本の大蔵省が総量規制を行います。

え、次はどんなひどいことがおきるの?

行き過ぎた不動産価格の高騰を鎮静化させるために

不動産への融資を規制したんですね。

え〜〜〜

金利が上がったうえに次はもうお金は貸してくれないんですか?

あまりにも急すぎですよ!!!

不動産価格の暴落

このダブルパンチで一気に不動産価格は暴落

ほとんどの不動産は半額以下になり

売り払っても多額の借金

そして、貸し手の銀行も回収困難

バブルの崩壊です。

ここから企業は金銭的に余計なものは省くというスタンスになります。

ここから

  • リストラ多発
  • ニート、ホームレスの出現

などどいった、みなさんがよく知る現象がおきました。

誰もが億万長者を夢見たバブルも終焉をむかました。

バブル崩壊で学んだ教訓

冒頭でも言いましたが、

我々はこのバブル崩壊から何を学んだのか。

そしてそれを今後どう活かしていくのか。

そこが本記事で一番伝えたいことです。

調子がいい時はずっとそれが続くという幻想に陥る

今、冷静にバブルの状況をみると

そんなん当たり前じゃん。

株価・不動産価格が上がり続けるわけないじゃん

っておもいますよね。

でもその当時は国民が皆そんな幻想に陥ったのです。

だからこそバブル崩壊という現実にぶち当たりました。

人間ってほんと都合のいいように考える生き物なんですね。

今後の経済状況

現在コロナショックで経済状況は大きく動いています。

経済とは揺れ動くと振り子のように動きます。

今現在、コロナショックと言われるように

経済が悪い方向に動いているのであれば

今度はバブルのような

非常に景気のいいような状況が来るかもしれません。

そんな状況下でも必ず忘れてはいけません。

調子がいい時はずっとそれが続くという幻想に陥る

今後の経済に注目ですね。

では今日はこの辺で。

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