みなさんこんにちは!
なかなか
感染状況はよくなりませんね。
自宅療養者は
日に日に増える一方です。
そして
こんな最悪の状況の中
今日から
パラリンピックが開催されます。
正直、
それどころじゃない!
ってのが本音。
さて、
今日は
コロナで療養中に
注意すべきサインについて
書いていこうと思います。
ではいきましょう。
血中酸素濃度はSpO2でモニタリング!
![](https://www.isyanten.com/wp-content/uploads/2021/01/ce6c6f68b0b894b0ea17355426391532-320x180.jpg)
コロナの肺炎が進行すると
血中酸素濃度が低下してきます。
血中酸素濃度は
SpO2(経皮的酸素飽和度)で
簡易的に測ることができます。
![](https://www.isyanten.com/wp-content/uploads/2021/08/image-6-1024x581.jpg)
基本的にSpO2≧95%が正常値。
それより低ければ
異常と考えましょう。
実際、
自宅療養者には
緊急状態とされる
SpO2<90%のかたが
山ほどいます。
こんなことは
絶対にあってはならないんですが、
それが今の都内の状況です。
SpO2に関しては
パルスオキシメーターで
測定できるので
まだ持っていない人は
必ず購入しましょう!
また、
AppleWatchやスマートウォッチでも
測定できます!
スマートウォッチの方が
圧倒的に安いですが
少し正確性に欠けます。
呼吸数・呼吸様式・指先の色調に注目!
![](https://www.isyanten.com/wp-content/uploads/2021/01/4780adcf77a375dc912c96cceb0637d6-320x180.jpeg)
どうしても
SpO2を測定できない場合は
- 呼吸数
- 呼吸様式
この2つに注目しましょう!
SpO2<90%になると
呼吸数は増加してきます。
呼吸数>20回/分で
低酸素の可能性があります。
また、
呼吸様式にも注目です。
明らかに
肩から呼吸している場合は
低酸素の可能性があります。
さらに
目でみてすぐに
低酸素がわかるのは
指先の色調です!
低酸素がひどいと
チアノーゼといって
指先が紫色になります。
![](https://www.isyanten.com/wp-content/uploads/2021/08/image-6-1-1024x768.jpg)
酸素は赤血球の
ヘモグロビンと結合して運ばれます。
酸素と結合したヘモグロビンを
”オキシヘモグロビン”といいます。
逆に、
結合していないヘモグロビンを
”デオキシヘモグロビン”といいます。
このデオキシヘモグロビンが
紫色を呈するので
低酸素の場合は
指先が紫色になります。
どんなに低酸素でも呼吸苦を感じない!それがコロナ!
![](https://www.isyanten.com/wp-content/uploads/2021/08/de24bfb740ef7421e00b7346ea704e3e-320x180.jpeg)
コロナの恐ろしいところは
Happy hypoxiaといって
低酸素になっても
呼吸苦を感じないとこです。
気付いたときには
心停止になってます。
ゆっくりと忍び寄る
死神のようです。
なので
その忍び寄る死神に
気付くためには
低酸素になっていないかを
常にモニタリングをする
必要があるのです!
まとめ
- SpO2≧95%が正常
- 呼吸数・呼吸様式・指先の色調に注目!
- 低酸素でも呼吸苦を感じない!
以上が本日のまとめです。
コロナの
Happy Hypoxiaには
ほんとに驚かされます。
先日、
酸素投与量がMAXの状態で
SpO2:60%台の方が
呼吸苦をなにも訴えず
いつも通りに病室で
甲子園をみていました。
しかし、
呼吸数はかなりの頻呼吸で
肩から全身を使って
呼吸をしていました。
指はかなり濃い紫色。
やさしいのか残酷なのか。
このウイルスは
いったいなんなんでしょう。
では
See you again!!
呼吸機能の後遺症はしっかりリハビリすれば改善します↓↓
![](https://www.isyanten.com/wp-content/uploads/2021/05/9365ff1b5e3655cc2140517dd31242c3-320x180.jpeg)
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