みなさんこんにちは!
なかなか
感染状況はよくなりませんね。
自宅療養者は
日に日に増える一方です。
そして
こんな最悪の状況の中
今日から
パラリンピックが開催されます。
正直、
それどころじゃない!
ってのが本音。
さて、
今日は
コロナで療養中に
注意すべきサインについて
書いていこうと思います。
ではいきましょう。
血中酸素濃度はSpO2でモニタリング!
コロナの肺炎が進行すると
血中酸素濃度が低下してきます。
血中酸素濃度は
SpO2(経皮的酸素飽和度)で
簡易的に測ることができます。
基本的にSpO2≧95%が正常値。
それより低ければ
異常と考えましょう。
実際、
自宅療養者には
緊急状態とされる
SpO2<90%のかたが
山ほどいます。
こんなことは
絶対にあってはならないんですが、
それが今の都内の状況です。
SpO2に関しては
パルスオキシメーターで
測定できるので
まだ持っていない人は
必ず購入しましょう!
また、
AppleWatchやスマートウォッチでも
測定できます!
スマートウォッチの方が
圧倒的に安いですが
少し正確性に欠けます。
呼吸数・呼吸様式・指先の色調に注目!
どうしても
SpO2を測定できない場合は
- 呼吸数
- 呼吸様式
この2つに注目しましょう!
SpO2<90%になると
呼吸数は増加してきます。
呼吸数>20回/分で
低酸素の可能性があります。
また、
呼吸様式にも注目です。
明らかに
肩から呼吸している場合は
低酸素の可能性があります。
さらに
目でみてすぐに
低酸素がわかるのは
指先の色調です!
低酸素がひどいと
チアノーゼといって
指先が紫色になります。
酸素は赤血球の
ヘモグロビンと結合して運ばれます。
酸素と結合したヘモグロビンを
”オキシヘモグロビン”といいます。
逆に、
結合していないヘモグロビンを
”デオキシヘモグロビン”といいます。
このデオキシヘモグロビンが
紫色を呈するので
低酸素の場合は
指先が紫色になります。
どんなに低酸素でも呼吸苦を感じない!それがコロナ!
コロナの恐ろしいところは
Happy hypoxiaといって
低酸素になっても
呼吸苦を感じないとこです。
気付いたときには
心停止になってます。
ゆっくりと忍び寄る
死神のようです。
なので
その忍び寄る死神に
気付くためには
低酸素になっていないかを
常にモニタリングをする
必要があるのです!
まとめ
- SpO2≧95%が正常
- 呼吸数・呼吸様式・指先の色調に注目!
- 低酸素でも呼吸苦を感じない!
以上が本日のまとめです。
コロナの
Happy Hypoxiaには
ほんとに驚かされます。
先日、
酸素投与量がMAXの状態で
SpO2:60%台の方が
呼吸苦をなにも訴えず
いつも通りに病室で
甲子園をみていました。
しかし、
呼吸数はかなりの頻呼吸で
肩から全身を使って
呼吸をしていました。
指はかなり濃い紫色。
やさしいのか残酷なのか。
このウイルスは
いったいなんなんでしょう。
では
See you again!!
呼吸機能の後遺症はしっかりリハビリすれば改善します↓↓